今日行われたプロ野球で大切なことを書き忘れました。

ドラゴンズの平田選手が、スワローズ戦終了後に、観客のヤジに対してマジギレした件です。

どうやら、ビシエド選手に対する人種差別発言のヤジが原因だったようですが、現時点では定かではありません。映像を見る限り、その怒り方が尋常ではなく、目の前に観客がいたら暴力沙汰になるくらいの勢いでした。

ドラゴンズの平田選手は素晴らしいチームキャプテンです。実力もあり、見聞する限りではかなりの人格者。きっと、チームメートに対する心ないヤジに耐えられなかったのでしょう。筆者(gogoGIANTS)は、その平田選手の姿に好感を持つとともに、ここまで彼を怒らせた観客に強い憤りを覚えます。

一方で、贔屓チームが負けたこと(ドラゴンズはホーム戦連敗で借金9)でフラストレーションが溜まる観客の気持ちも分かります。

しかし、球場での汚いヤジは何も状況を変えません。むしろ、周りの空気を悪くするだけでしょう。自宅に帰って日記でも書いて怒りをぶちまけるか、SNSで巧くストレスを発散し、見知らぬ誰かの共感を得ればいい。チームや選手当人の耳に聴こえるようなヤジはまったく意味がないと思います。

おそらく、甲子園球場では鳥谷選手やゴメス選手へのヤジが飛び交っているでしょう。ネット上でもかなり酷いことが言われています。

スポーツは勝負の世界であり、多くのプロ野球選手は高給取りですから、誹謗中傷は「有名税」のようなものかもしれませんが、最近のやつれた鳥谷選手を見ると、哀しくなります。

今日の平田選手の一件を機に、野球マスコミは、過剰なヤジの是非(自粛の必要性)について、「理想論」や「綺麗事」を振りかざしてほしい。ゲームの結果や記録を書き立てるばかりではなく、正しい観客の姿勢を唱え、「清らかなスポーツ文化」を創っていくのもマスメディア従事者の仕事だと思うのです。

平田選手、ナゴヤドームのドラゴンズファンに愛想尽かして、このオフにジャイアンツにＦＡ移籍するかも (^^ゞ

では、また明日。