ドラフト1位指名選手公言という駆け引き
すっかり驚きました。
読売ジャイアンツのドラフト1位指名選手の発表=宣言。
そうですか、創価大の田中正義投手に決めましたか…
広島東洋カープも田中投手で行くことを今日公言したので、既報の千葉ロッテマリーンズを加え、すでに3球団の競合 (-_-;)
明日、蓋を開けてみて、5球団になるか、6球団になるか、まさか、それ以上に???
ご承知のとおり、クジを引くのが何番目であろうと、当たる確率は同じです。よって、5球団競合で1/5になるか、6球団競合で1/6になるかが勝ち負けを左右する大きな分かれ道。
そして、ジャイアンツは高橋監督がクジを引くのかどうかも気になるところです。
その順番は、下位チーム→上位チームなので、ジャイアンツは後(あと)の方。いわゆる「残り物に福」なのか、否か。
毎年思うのですが、箱から封筒を取るといったアナログ式ではなく、テーブルにあてがわれたボタンを皆がいっせいに押し、アトランダムに当たりが決まるというデジタル式の方が公平に感じるのでは?ドラマ性は薄まるものの、少なくとも、去年の真中監督のような悲劇がなくなります。
で、問題は「ハズレ1位指名」ですね。当然、佐々木投手(桜美林大)も柳投手(明治大)も寺島投手(履正社高)も残っていないでしょう。地元広島出身の山岡投手(東京ガス)はカープ1位指名の可能性もありましたが、それはなくなったようなので、もしかすると候補に残っているかも…しかし、ハズレ球団どうしで再抽選になること必至。
ジャイアンツのスカウト陣は、そうした様々なケースを十分にシミュレーションしているはずなので、事前に描いた戦略がモノを言いますね。
そもそも、1位指名選手を公言すること自体が他球団への牽制ゆえ、公言していない球団の中には現在もまだ決めかねている陣営もあるでしょう。
果たして、ジャイアンツは低い確率をモノにすることができるのか…テレビの生中継、ネット速報、さらに明後日のスポーツ新聞に注目します。