ドラ2・畠投手の名前はピッチャーに最適
例年、競馬では菊花賞と天皇賞(秋)が挟む1週間…つまり、日本シリーズ最中(さなか)のこの時期。
哀しいことに、ジャイアンツのトピックスはほとんどないのですが、先週のプロ野球ドラフト会議で2位指名を受けた畠世周(はたけせいしゅう)投手が、近畿大学のキャンパスで、G球団スカウト陣の来訪を受けたとのこと。
150km/h超のスピードボールを持つ正統派右腕、かつ、大学3年秋には3ゲーム連続完封を達成した実力派ですから、ぜひとも即戦力の先発投手になることを願っています。
その報道の中で筆者(gogoGIANTS)の心に響いたのは、「世周(せいしゅう)」という珍しい名前の意味。
「世の中が自分の良い方に回るように」という願いを込めて命名されたそう。
いいですね~。
ある意味、「ジコチュー(自己中心)」とも思われる考え方(名前の由来)ですが、投手たるもの、そうした人生目標でいいんじゃないですか?(^^)/
つまり…「ゲーム展開が自分の良い方に回るように(努力する)」と。
ご存じのとおり、プロ野球界には、高校時代は投手だったという野手が多いです。
イチロー選手叱然り、「男」村田選手然り…
投手というのは、言わば「お山の大将」で、「相手打者への攻め」のかたちでゲームの主導権を創れる唯一のポジションです。
野球選手の成功条件のひとつは、「チームに角を立てない程度のオレオレ主義」――これ、筆者の持論。
投手は、ハートが強くなければやってられないし、気弱では成功しないポジションです。
「チームのため…」というのは副次的なモチベーション、あるいは大義名分であり、あくまでも自分の勝ち星・ホールド・セーブポイントを稼ぐためにマウンドに立つくらいの気構えで良いと思います。
きっと、多くの外国人投手の本音は「ジャパンマネーをたくさん稼ぎたい!」ですからね。その強い気持ちに実力が加われば、日本で成功すること間違いなし。マシソン投手のような献身的な助っ人は稀な存在かも ^^;
…なんだか、偏見に満ちた投手論になってしまいましたが、畠投手が名前のとおりに躍動することを、一ジャイアンツファンとして楽しみにしています。