ホークス森福投手はなぜFA宣言したのか?
昨日のジャイアンツの、FA権行使選手へのスピード交渉。
ホークスの森福投手にも高橋監督は電話を入れていたんですね。
GMのみならず、オツカレサマでした!
さて、その森福投手には背番号まで提示したとのこと。
現在、ホークスで森福投手が背負っている番号は「19」。ジャイアンツの19はエース菅野投手ですから、「13」を提案したようです。
森福投手は、今シーズンはほぼ左打者専門のワンポイント起用で50試合に登板。
ところが、森福投手は、この「ワンポイント」が不満らしく、要するに……「右(打者)も左も関係なく、もっと投げたい」というのがFA宣言の理由のひとつ。それに加え、プライベートにおいての独身=身軽というのも大きいと思います。
前に書きましたが、FA権の行使は、サラリーマンで言えば「転職」のようなものなので、家族の同意も必須でしょう。
その点、森福投手自身の場合は、在京球団に行きたいとか、セ・リーグの打者と対戦したいとか、そんな個人的動機の大小で移籍(または残留)チームが決まるのでは?と思います。東京の女性と遠距離恋愛中だったら、それも理由になるでしょう(^_-)
……で、森福投手と言えば、2011年の日本シリーズ=ホークスvsドラゴンズ第4戦での「森福の11球」が有名です。敵地ナゴヤドームでノーアウト満塁を無失点に抑えたピッチング。
6回裏のあのシーンでドラゴンズが逆転し、その4戦目をドラゴンズが制していたら、日本一のチームは球史と変わっていたかもしれません。
5年前の、あの冷静さと度胸と実力があれば、ワンポイント起用に収まらない貴重なリリーバーになるでしょう。
また、同じサウスポーの大投手(工藤監督)が指揮官というのは、森福投手の野球人生で結構なプレッシャーなのかもしれません。
それも「転職」希望理由のひとつかな?
ちなみに、社会人時代(シダックス)の指揮官は野村克也さん。野村さんは体の小さい森福投手のプロ入りを反対していましたが、いまでは、この愛弟子をリスペクトしているようです。
ではまた。