今夜はCSの要不用論について考えてみます
ベイスターズの日本シリーズ進出について、CSの存在意義を疑問視する声があがっていますね。
その気持ち、分かる分かる。
議論の噴出は、しかたないしかたない。
せっかく、長いペナントレースで優勝したのに日本シリーズに出られないなんて…明らかに不条理。
はい、ジャイアンツにもそんなシーズンがありましたから(T_T)
CSと日本シリーズの存在を知っていて、それほど野球ファンじゃない人がよく言うこと
「シーズンで優勝していないのに、日本シリーズに出てうれしいの?」
筆者(gogoGIANTS)はそう問われたときに胸を張って言います。
「(我がジャイアンツにその経験はまだないけど)うん、とても嬉しい!」
贔屓チームの野球をひとつでも多く観たい…それが、ファン心理というもの。
ペナントレースで優勝できなかったことは、たしかに悔しく、かなり残念ですが、CSに出ること→日本シリーズに出ること…それはすなわち、贔屓チームの野球をよりたくさん観られることなので、ファンにとっては嬉しいに決まっています。
そんなわけで、筆者はCS賛成派なわけですが、ちょっとした提案もあります。
日本シリーズで勝ったチーム=「日本一」という扱い(言い方)を止めたらいかがでしょう?
競馬界の「年度代表馬」のように「年度代表(チーム)」という言い方でいかが?
日本シリーズ=年度代表チーム決定戦という位置付けにし、「優勝」という言葉も日本シリーズではいっさい使わない。
「優勝」という言葉はペナントレース1位のチームに対してだけ、「リーグ優勝」という表現においてのみ使うものとする。「CS優勝」という表現もNGです。
「そんなの、言葉だけによる、論点すり替えじゃないか?」という意見もあるでしょう。
しかし、言葉での定義が物事を位置付け、新たな理解を生むこともあります。
ペナントレース1位通過=リーグ優勝という事実がいちばん尊く、それがチームの目標であることは変わらず、日本シリーズの位置付けをちょこっと変える…これまでのプロ野球史において、日本シリーズのバリュー(価値)があまりにも高いのでCS不要論が出るわけだから…(*_*)
新たな制度(ここではCSのこと)の定着とともに、既存の物事(ここでは日本シリーズのこと)の価値を緩やかに変えていく。そんな姿勢があっても良いのでは?(^_-)と筆者は思うのでアリマス。
ではまた。