gogoGIANTS

巨人軍の応援ブログ

巨人が新外国人ふたりと契約したニュース

「巨人新外国人獲得」というネットニュースの見出しでドキッとしたのですが、今回は育成選手契約でしたね。

イスラエル・モタ選手とレイモン・ラモス投手という、二人とも個性的な名前で、二人とも22歳で、二人ともドミニカ共和国出身であります。

どういう経緯で、どういう能力で、ジャイアンツの育成選手になるのかは知り得ませんが頑張ってほしいですね。

メルセデス投手のような直近の成功例もありますから。


さて、今日、ベースボールライター豊浦彰太郎氏が、まさに筆者(gogoGIANTS)の言いたいことをネットで発信していたので、少し長くなりますが、そのまま転載します。

(↓記事タイトル)

「最も高い評価の巨人に行く」当然の選択の丸が広島ファンに叩かれる異常さを指摘しないのはなぜか?

(↓本文)

こんな記事が掲載されていた。

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広島でヒーローだった丸は、巨人でも活躍できるのか

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内容はざっくり言うと、「熱狂的な広島ファンを敵に回した丸はこれから大変だぞ」ということだ。

このことは全く事実なのだが、取材対象である各球団とぬるま湯関係の既存スポーツ媒体によるものなら理解できる。まあ、そんなものだからだ。

注目すべきは、媒体が「IT media ビジネスONLINE」というれっきしとしたビジネスサイトであることだ。

経済・ビジネス媒体のオンラインサイトがスポーツ関係の記事を掲載することは一般的だ。しかし、そこはビジネス系。単に「勝った、負けた」ではなく、ビジネスとしての側面を取り上げたり、そこからビジネスマンとして学ぶべきポイントを抽出するケースが多い。しかし、この記事の内容はスポーツの結果とポルノ記事を同居させる紙媒体のそれとほとんど選ぶところがない。

なにも、IT mediaビジネスONLINEがけしからん、と言いたいのではない。

丸の巨人移籍に関しては、もっと伝えるべき事実があると思う。プロ野球選手はプロ入り時には球団選択の自由がなく、国内FA権を得るまで原則として8シーズンも過ごさねばならないこと。その間対等な年俸交渉も事実上不可能なこと。さらには、FAとなるに当たっては、「宣言」などという踏み絵的なプロセスを経ねばならないこと。丸はその状態で規定の年数を過ごし、素晴らしい成績を残し、自らの価値を高め、「最も高く評価してくれる球団を選択する」というごく当たり前の行動を取っただけだということ。そして、何よりも当然のことをしただけの選手が旧所属球団のファンからバッシングを受けていることの異常さだ(嘆きなら理解できるが)。

これらがほとんど伝えられず、「さあ、丸は大変だぞ」ではチト悲しい。このことの問題提起をスポーツ紙に期待するのは無理だろうが、ビジネスサイトにとってはうってつけのネタだと思う。

ネット上で丸を叩きまくるのは、広島ファンの中では少数派だと思いたい。良識派というのは本来声高な主張はしないものだからだ。

しかし、メディアからも丸の行動を積極的に擁護する意見が出てこないのは残念だ。この国はそこまでムラ社会なのか。「退職代行サービス」が広まりつつあるのも理解できるような気がする。