「次」を考え、「次」に繋がる野球を期待
パ・リーグ。ホークスが貯金20、2位マリーンズに7ゲーム差というオソロシイ事態になっています。
そこで、都内在住の鷹党・タカセ熱男に「なぜ、ホークスファンなのか?」を訊いてみました。
すると…「かつてはG党だったが、補強&補強で選手を〈カネ集め〉した球団に嫌気が差したから」という答え。ジャイアンツにサヨナラした人は結構このパターンが多いですね。名前に「タカ」が付くからホークスファンと思っていたら違いました。日本最強チームのファンに転身…さぞや、ストレスのない毎日でしょう。
そんな熱男いわく、ホークスの強さは「次のバッターに繋ごうとする、各選手の意識」にあるそうです。なるほど…下位打線からでも爆発する源は「次を考える姿勢」なんですね。まぁ、投手が打席に立たないパ・リーグゆえの繋がりとも言えますが、「次」という言葉は、野球というスポーツのキーワードでしょう。
ピッチャーとバッターの「一対一が連鎖していく」スタイルはサッカーやバレーボールとは異なります。
いま、ジャイアンツで、殊更に「次」を意識すべきプレーヤーは、重信選手と小林選手。ふたりとも打率2割を切り、期待できないバッターボックスが続いています(昨日も一昨日もノーヒット)
重信選手は、スーパーキャプテン(坂本選手)にいかにチャンスをもたらせるか…昨日のゲーム初回での進塁打(ランナー二塁からのセカンドゴロ)は最低限の仕事です。
交流戦ビジターゲームでの小林選手は、九番打者としてイニングを終わらせず、一番打者に回すことが重要。
ふたりの自動アウト=打線の機能停止。これは避けたい。
特に、小林選手は、阿部選手の戦列復帰で、「次」を考える機会さえなくなる可能性があります(=スタメン落ち)。
今日は岡本選手が登録抹消になる模様。厳しい現実。
スタメン確約のない一軍選手は、「次」の打者を意識し、攻撃時間を長くする…それが、自分自身の「次」(のゲーム出場)を作る条件になりますね。井端コーチの現役時代が格好の教科書です。
もちろん、「次」の相手打者を考え、「次」の味方投手に巧く繋ぐ姿勢は投手陣にも必要。
来週、絶対王者ホークスと戦う前に、ジャイアンツのもう一段上の野球を期待します。