WBCと社会人野球のタイブレーク方式考察
昨日のWBC強化試合(オランダ戦)……5回裏の大谷選手の特大ホームランは見事でしたね~。
それを皮切りに、満塁のチャンスで、坂本選手が走者一掃の3点タイムリー(ツーベースヒット)を放ち、続く中田選手、筒香選手も連打。日本代表の強力打線を見せつけてくれました。
坂本勇人……さすが、セ・リーグ首位打者=ジャイアンツのキャプテンでアリマス。
楽勝ムードかと思いきや、侍ジャパンのクローザーがピリッとせず、しかもメキシコ代表の拙守もあって、ゲームはタイブレーク方式での延長戦となりました。
筆者(gogoGIANTS)は社会人野球で、さまざまなタイブレーク決着を観てきましたが、侍ジャパンのユニフォームで観られるとは思いませんでした。
タイブレークでは、表の攻撃チーム(先攻チーム)が優位と言われますが、昨日のように表のイニングが無失点で終わると、形成は逆転します。
ちなみに、社会人野球のタイブレークは「ワンアウト満塁からスタート」するもので、昨日の「ノーアウト一二塁からスタート」とはかたちが異なります(社会人野球の公式戦におけるタイブレーク制採用は2003年から、その後、細かな条件変更を経て現在に至る)
ノーアウト一二塁なら、守備チームはバントシフトが選択肢になりますが、ワンアウト満塁ならホームアウト狙いの前進守備か併殺狙いの通常守備体型に。
どちらのスタートが面白いかは一概には言えないものの、ノーアウト一二塁から送りバントでワンアウト二三塁となり、次打者が敬遠され満塁というパターンも多いので、社会人野球はWBCルールの延長線上にあると考えられます。
いずれにせよ、タイブレークでの戦い方も、日本代表の運命の別れ道ですね。
さて、今日は、そんな強化試合の最終戦。
どうやら、菅野投手の登板はないようですが、田口投手はマウンドに上がるのでは……
原前監督いわくの「若武者」が、たくましい侍になれるか?
良いピッチングを期待します。