gogoGIANTS

巨人軍の応援ブログ

ドームの屋根の下、きっと喜びはやって来る

昨晩のゲーム後、2011年の原辰徳監督(当時)のことを書きました。

その東日本大震災の年、アーティストのさだまさしさんが「桜の樹の下で」という歌(アルバム「Sada City」収録曲)を発表しています。


力がある者は力を出して、知恵がある者は知恵を出して、お金がある者はお金を出して、何もない者は歌おう

…被災された方々と世界中の人々をそう勇気づけ、自らも明日へ向かうメッセージをメロディに乗せています。


この歌詞を思い出し、曲を聞くたび、「それぞれの能力を持った個が結集し、互いに補佐し合いながら総体で輝くとき、最高の結果が生まれる」という《集団の法則》を再認します。

家族関係も、企業組織も、チームスポーツもそう。


もともと、プロ球団に所属する野球選手は、個々に十全たる「力」を持っています。しかし、対戦相手がいる以上、能力が相対的なものとなり、好不調の波が訪れる。しかたないことです。

けして手を抜いていないのにチャンスで凡退し、「それでもプロか!」とファンが怒る。敗北が選手と観戦者の感情を揺さぶるプロ野球…だからこそ、勝利したときの喜びは大きい。


さだまさしさんは「桜の樹の下で」で、こう続けます。


桜の樹の下に集まって

みんなで最初からやり直そう

両手に余る悲しみを越えて

みんなで最初から始めよう


震災の悲しみ、逝く人の悲しみ、野球という小空間の中でもっと連敗する他チームに較べれば、昨日までのジャイアンツなんて、蚊に刺されたくらいなもの…でも、ジャイアンツファンは「たくさんの負け」に慣れていないので、ホントにきつい毎日です。


力がある選手は力を出し、知恵があるコーチは知恵を出し、ファンは「闘魂こめて」を歌う…さぁ、今夜も「ドームの屋根の下」に集まり、テレビ・ラジオに耳目を傾け、それぞれがそれぞれの役割を!


きっと、喜びはやって来る。