低空飛行のジャイアンツ。今日、ホークスに負ければ(おそらく負ける)、また貯金がなくなります。

波に乗れません。良い勝ち方が続きません。

交流戦も半分以上が終わったところで、シーズン開幕からのマイナス要因をまとめます。

誤算その1：立岡選手の不振と離脱

4月はジャイアンツ待望の「一番打者固定」でしたが、幸せな時間は長く続かず、立岡選手の調子落ちでスタメンの試行錯誤が始まりました。これが、チーム低迷のいちばんの原因。

誤算その2：助っ人外国人たちの沈黙

マイコラス投手の不在とポレダ投手の乱調。ギャレット選手の力不足に加え、クルーズ選手とアンダーソン選手の故障…マシソン投手ひとりが孤軍奮闘という異常事態です。マイコラス投手のまもなくの復帰、投打ともに新人助っ人の加入がニュースにはなっていますが、果たして…

誤算その3：ルーキーたちのまだ見ぬ開花

開幕前に期待された桜井投手と重信選手…残念ながらまだ開花していません。他チームのルーキーに比べると、そのゲーム貢献度は0に等しい。昨年ドラ1の岡本選手も力及ばずの状況。スタメンに並ぶのは、よく知る顔ばかりです。

誤算その4：代打・高橋由伸選手の不在

ジャイアンツの代打成功率の低さは数字に露骨に表れています。キャリア的に、左では堂上選手が、右では中井選手が切り札としてベンチにいるのが理想なのに(亀井選手はスタメンで良い)、ふたりはファームでくすぶっています。また、ベテラン相川選手は井端選手(現コーチ)の替わりになりません。

その他のマイナス要因として、ポスト山口投手の消息不明、小林選手のミニマム打撃力、そして、何と言っても、昨シーズン同様の貧打＆タイムリー欠乏などが挙げられます。

坂本選手以外に元気の良い選手が…それも、ドラフト上位の若手野手が台頭していないことは、これからのジャイアンツを考えるうえでも致命的です。

田口投手の成長と、阿部選手の復帰だけが明るい材料のジャイアンツ。

前半戦(オールスター戦まで)の見通しは、照明のないグラウンドのように暗いです。