ベイスターズ山口投手のFA宣言について
ヨコハマのあの人(投手)が、今日ついにFA権の行使を表明しました。
涙の会見だったようで…その人=山口投手の苦渋の決断だったことが伺い知れます。
「泣くくらいなら、残留すればいいじゃん」と思う人もいるでしょう。
しかし、筆者(gogoGIANTS)は、アスリートとしての、彼の強い思いを感じ、何だか胸がつまりました。好感度アップでアリマス。
FA権の行使は、サラリーマンで言えば、「転職」のようなもの。トレードは「出向」で、戦力外通告は「退職勧告」といったところかな。
とは言え、転職の決意が必ずしも良い未来に繋がり、転職の結果が人生を成功に導くとは限りません。
FA宣言したものの他球団から声が掛からなかった例もあります。
一方、多くの選手が口にする「他の球団の評価を聞いてみたい」というのは、プロ野球選手として本音中の本音でしょう。そして、現所属球団への愛着があるのも紛れもない事実。
転職という行動を考えるとき、筆者はよく、「会社」を「洋服」に例えます。
自分の体が成長して現在の洋服が着られなくなったから新しい洋服を探すのか、ただ単にいまの洋服が嫌いになって(その洋服に飽きて)新しい洋服を探すのか……もちろん、理想は前者ですね。
「洋服のサイズが合わなくなった」というのは客観的事実ですが、「洋服のデザインが嫌いになった」というのは主観でしかありません。洋服を捨てるときに涙が出るのが前者、涙と無縁なのが後者ということです。
ベイスターズは、山口投手に対し、宣言後の残留も認めるようです。これは選手を尊重する、正しく素晴らしい姿勢だと思います。
山口投手の行く末がどんな結果になるにせよ、筆者はその決断を讃え、応援していきたいと思います。
…大丈夫、プロとしての矜持とたゆまぬ努力があれば、必ず、自分に合った洋服が見つけられます。
ベイスターズの中で新しい洋服が見つかるかもしれませんしね(^_-)
…今晩の社会人野球・日本選手権大会決勝戦のことは明日書きますm(__)m